tlk.io matome
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:34:57
ぼーっと鏡を見ていた姉が不意に
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:00
「部屋の外の窓ってちゃんと閉まってたっけ?」
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:05
と妹に問いかけた。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:08
疲れている妹は
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:12
「閉まってるんじゃない?」
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:16
と答えたが
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:19
姉は
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:23
「一応確認しに行こうよ。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:26
ついでにコテージのなかもいろいろ見て回ろう!」
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:30
としつこく提案した。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:34
「めんどくさいよ!
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:38
 今部屋に入ったばかりじゃん!」
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:42
妹は気が乗らなかったが、姉は
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:45
「行こう行こう!」
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:49
といつになく強引だ。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:53
妹はしぶしぶ、姉と一緒に部屋の外に出た。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:35:58
「ほら、やっぱり閉まってる!」
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:36:02
妹は窓を指して文句を言ったが
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:36:06
姉はかまわず妹を引っ張りながらコテージを出ようとする。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:36:10
「ちょっとお姉ちゃんどうしたの!?さっきからちょっとおかしいよ!」
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:36:14
不振な動きをし始めた姉に向かって、妹は怒鳴った。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:36:19
姉は妹を論するように、静かな声でこう言った。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:36:23
「さっき見ていた鏡に、あんたのベッドの下でニヤニヤ笑っている男が映っていたの。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:36:28
 あれが警察の言ってた強盗だよ!」
名無しさん
ID:b52857
2013-07-31(Wed) 03:37:00
うむ、タイトルでな
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:37:23
必死に子どもを探す母親
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:37:27
12月のある夜。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:37:31
Aさんは人道りの少ない道を車で走っていた。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:37:36
すると、前方から車道の真ん中を通って女の子が走ってくる。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:37:41
スピードを落とすと、女の子はこちらに向かって何かをしゃべっているのが見える。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:37:46
窓を開けてみると、女の子はAさんに向かって
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:37:52
「車に乗せて!車に乗せて!」と言う。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:37:58
 まだ小さい女の子が、こんな夜更けに一人でなにをしているんだろう・・・・・
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:38:03
しかもいきなり「車に乗せて!」って・・・・・。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:38:08
Aさんは気味が悪くなった。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:38:13
しかし女の子は、なおも
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:38:19
「車に乗せて!」
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:38:23
と言いながら、今度はAさんの腕をつかんできた。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:38:28
怖くなったAさんは女の子の手を振りほどき、車を発進させてしまった。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:38:39
しばらく走っていると、今度は大人の女性が車道の真ん中を走ってきた。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:38:44
車を止めて窓を開けると、
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:38:49
「うちの娘がどこかに行ってしまって・・・・心当たりはありませんか?」
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:38:54
と尋ねてくる。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:38:59
どうやら、さっきの子どもの母親のようだ。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:39:04
Aさんはちょっとためらったが、一応さっきの女の子のことを教えておいたほうがいいだろうと思い
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:39:12
「ついさっき、この道を向こうのほうに走っていきましたよ」
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:39:16
と答えた。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:39:21
数日後
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:39:25
Aさんはテレビで、無理心中のニュースを知る。
名無しさん
ID:1b541b
2013-07-31(Wed) 03:39:29
夫の浮気で精神を病んだ母親が深夜、夫と長男、長女を殺し